2016/08/05

真の父母様への特別書信 (7)

4)世界財団を中心としたグローバル経済エンジンの模索

UPFを中心にして、グローバル運動組織を建設すべき必要性と同じように、世界の全ての営利団体と活動は、世界財団(International Foundation)を中心に一つにならなければなりません。このような組織の支えなくして、すべての摂理活動は持続できません。まさにこのような理由から、お父様は私に世界財団を作るようにと責任を与えてくださったことがわかります。

お父様はよくご存知でしょうが、お金の使用と支出を統制する権力は、財政支援を受ける対象である非営利摂理機関を、破壊したり買収したりすることができる強力な武器になりえます。更には、摂理的な認識が少なかったり、無知な財政担当者の意思により、このような機関が振り回させることもありえるでしょう。財団は摂理機関を右往左往させたり、「正しい」決定をひっくり返したりする間違いを犯してはいけません。それを確実にするために、財政運用に関する苦情と不満を処理したり、監督調整機能を遂行したりすることができる孤立した機構が作られる必要があります。そうしてこそ、摂理のための公的な資金が、私的な利得や過度な影響力発揮に利用されることを防止できるのです。

愛するお父様、
私は、すでに公職を引き受けた98年から、お父様が願われる目標を達成し、新しい摂理の先頭に立つことができるよう、祝福家庭の文化と統一運動の基盤を作る為に、最善の努力を尽してきました。昨年末、私はお父様に、今、私達は分かれ道に立っており、私達がどのような「方向」を選択するかによって、私達統一運動と真の家庭の未来が決定されると申し上げました。

お父様、私は息子として、お父様の使命を助けること以外に、何も願うことはありません。そのための私の率直な態度が、少なからぬ誤解をもたらしたり、お父様の聖業を認めず、そしるように見えたかもしれません。しかし、これは私の純粋な意図とは全く関係がありません。人々が心ない言葉を作り出し、更には事実を歪曲するような環境の中で、私の純粋な若さと原理的感覚は、このようなことを許すことが出来ず、結果的に敵対的行動をとったりもしました。私が余りにも正直で率直であったため、時としてお父様の心に深い傷を与え、私自身にも取り消すことの出来ない不安をもたらしました。しかし、今になって私が悟ったことは、いくら真実と正直が重要だと言っても、家族内では、これを忍耐と理解する心でよく包み込まなければならないということです。

お父様、あなたの生涯の見本を通して、私は多くのことを悟ることができました。今日、私の立場に関してお父様が、何故私が山から降りて、再び公的な使命を始めたのかを聞いてくだされば幸いです。2005年の初め、お父様の指示の後、私はどのような困難なことが起こるかよく知っていましたので、自分の使命を更に進めていく力と意思を失っていました。私は、私たちの家庭の現実を余りにもよく知っていたために、真の家庭が公的に現れる時、真の家庭に対する信頼の薄さを最も心配していました。しかし、突然、私たちは、全ての欠点を持ったままで、世界の前に現れるようになりました。

私は、指導者たちの党派的文化と政治的関係が、私たちの家庭を汚染することは、時間の問題であることを知っていました。「類は友を呼ぶ」という言葉と「水は高きより低きに流れる」という言葉のように、私達の運動内にある境界線が、共通の目的と利害関係を持つ人々によって、私たちの家庭にまでもたらされることを知っていました。私にとってそれは、真の家庭の理想を根本的に壊すものとして、許すことのできないものでした。私は、自分の利益を優先する政治的な過程野体制の中では、神様を見出すことができました。そのために、いつも汚れのない自然が、私の「本当の教会」であり、そこで神様が私の中に存在していることを体験させてくださり、私の行くべき道を悟らせてくださいました。あの深いアラスカの山の中で、神様は私に山から下りて、お父様を助けて差し上げなさいと語られました。今はいかなる時よりも、お父様が私を必要としている、と悟らせてくださいました。

しかし、再び戻ってきた時の状況は、私が想像したよりもずっと難しくなっていました。私はその後、家庭の中ですら、私と私が行っていることに対して、多くの誤解を受けるようになりました。更に、偽りの考えが事実のように形作られ、私が真の家庭に関心を持たないで、強欲にも全てを支配しょうとし、周囲の人たちに謀略に振り回されていると攻撃されました。根拠のないでっち上げに私の兄弟たちが同調し、ご父母様さえも心が揺れ、ある時にはそれを認められるような印象を受けた時、私は当惑せざるを得ませんでした。人は歳をとり、時間が過ぎれば変わるものだと言いますが、生まれつきの根本的な性懍は変わることなく、むしろ生涯の経験を通して深さを増していきます。35年前の清平で、他の兄弟たちがご父母様と一緒に船に乗れるようにと、自ら後に残ったその子供、お父様がそのように記憶しておられるその子供に対し、このようなうそが投げられているのです。

お父様、摂理的なみ旨に根ざした共通の目的と方向性なしには、このような混沌と分裂は、次世代にも持続するでしょう。お父様の本当の「レガシー」を正しく認識し、お父様の波乱万丈な生涯の原動力になったその「夢」の相続を受けてこそ、本当に「一つになる」ことができます。お父様が創造原理を通して現された「神様の夢」が、私達統一運動は勿論、真の家庭を導く光とならなければならないと、私はいつも信じていました。ご父母様の直系だと言って、自然に神様と人類が願う真の家庭になるのではありません。真の父母様が、限りない試練と苦難を通して真の父母の立場にまで上がられたように、私達も、神様と人類が願う真の家庭になるために、私達自ら磨いていかなければならないのです。

お父様、私に対してご心配なさらなくても結構です。どのような困難と謗謗が私の前を塞いだとしても、お父様とみ旨のための私の覚悟と行動は続くでしょう。お父様の夢とレガシーは、私達を通して世界の前にずっと広がっていくでしょう。神様は実に神秘的に働かれます。お父様は、この摂理の最後の時に、父子協助がどのくらい重要かということを、私に語らえたことがあります。その時には私は理解できませんでしたが、このすべてのことを通して、今ようやく悟るようになりました。アダム家庭で、サタンは長子権、父母権、王権という三つの一を奪っていったとお父様は教えられました。それによってサタンは、血統と父子の関係を神様から奪っていきました。この理想を復帰するために、お父様は、私に公的な責任を与えられた時から、私に絶対的にお父様とアラインすることを願われました。しかし、それを感じる次元に留まり、今まで本当に「悟る」ことができませんでした。今になって、この悟りを得ることができるようにしてくださった神様に感謝を捧げ、お父様の大きな理解と忍耐に心から感謝いたします。

長い時間聞いて下さり、深い思いやりをくださったことに感謝申し上げます。孝進お兄さんの昇華で、心を痛めておられるご父母様を思いながら、更に一層、孝子の道理を果たして参ります。

あなたの愛する息子、顯進拝上
天一国8年3月23日

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2016/08/04

真の父母様への特別書信 (6)

3)各摂理運動機関の協力とチームワークによるUPFブランドの確立とグローバル平和運動の構築

全ての主要摂理機関は、最上位機構であるUPFを中心に隊列を整え、UPFのグローバル目標と当面課題に従って各々の活動をアラインさせ、展開していかなければなりません。このような隊列に、家庭連合、女性連合、青年連合などをはじめとしたすべての平和連合体と、統一運動の活動的傘下機関全てが含まれなければなりません。このような問題は、私たちが摂理目標をなす上で、平和大使や外部パートナーと共に大きな役割を遂行する時、大変重要な課題となります。世の中は、私たちをすべて一つのグループとして見ているのに、各々お互い違った指導者と違った運動の方向に執着したら、それほど愚かで無責任な行動もないでしょう。

今まで散らばっていた全ての摂理組織は、再び共通の国際戦略と目標に集中し、組織的にはUPFとアベルUNを中心に、体系をアラインさせなければなりません。私は、このようなことはお父様がUPFを立てられた時、抱かれた構想だということを知っています。そして、お父様の祝福と支援の下、このような内容が早急に施行されなければならないということも知っています。


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2016/08/03

真の父母様への特別書信 (5)

2)「One Family Under God」のビジョンを中心としたグローバル超宗教運動

お父様、お父様は世界キリスト教統一神霊協会を最初に創設された時、夢を持っておられました。その名称にも現れているように、お父様のメッセージは単に超教派的であるだけでなく、超宗教的でもありました。大部分の宗教指導者が、自分の教派と信仰伝統の成長にだけ焦点をおいて、超宗教的なメッセージに対しては関心すら持っていなかった時、お父様は「絶対価値」を中心としてすべての宗教人が決集することを、一人訴えて来られました。お父様はいつもその召命の前に忠実であられ、ついに世の中がそれを認定し従うようになって来たのです。

お父様の超宗教メッセージは、最近になって超宗教運動に便乗した人たちとは違うものでした。彼らは各々の宗教儀式を共に行い、相互間の親睦を企図しながら宗教間の和解と平和的共存の必要性を主唱しています。しかし、このような接近方式は、たとえ表面的には平和的な共存をなしたように見えるかもしれませんが、一時しのぎの解決策に過ぎません。何故なら今日、それぞれの宗教を規定している神学と伝統が、各宗教の霊的な教育の主要源泉になっているためです。ですからたとえ彼らが共に儀式を行ったとしても、彼らは各自それぞれの宗教伝統に従って、人を分離し派閥化する、彼らだけの信条を未だ信じているのです。このような信条は大部分、各宗教の創始者の死後、神学と宗教伝統の形式として出現したものであり、多くの場合、創始者の本来のメッセージとは違っているのです。

それとお父様の接近方式は非常に違います。お互いに異なる神学と宗教伝統に焦点を合わせるではなく、絶対的かつ普遍的な神様の原理に焦点を置いておられます。神様は偉大なすべての宗教と共におられ、その結果、DNAのような神様の指紋が、すべての偉大な宗教伝統の中に内在しているということを、お父様は知っておられました。共通の天の伝統から導き出された「共通の原理」に焦点を置くことが、お父様の超宗教ビジョンの根本的な接近方式であり、それが昨年一年間、ILCを通して大きな成功をもたらしました。

お父様が、UN内に超宗教議会を設立するための提案書を出された時、UNを通してこのような超宗教的ビジョンを実現することを期待されたということを私は知っていました。しかし、UNは、神様を信じる世界人類を代表できないまま、無神論的な機構になってしまい、この大胆な主張に対して十分に支援できませんでした。しかし、神様は考えられない方法でみ旨を成就されます。UPFがOne Family Under Godのグローバルな超宗教運動を主導するようになれば、超宗教に関するUPFの独特な観点に、全世界が注目するようになるでしょう。

私たちがこのような摂理的方法に動けば、大変な可能性がもたらされるでしょう。勿論、全てのことが順調に進行することはないと思います。天一国福年は神様の夢を相続し結実に向かって跳躍すべき時ですが、上で指摘した問題が、この運動の勢いを妨害しています。もし、私たちが多くの教会の中の一つとして残るのであれば、どうして私たちが「共通の原理」に基礎を置いた新しい超宗教運動の指導者になることができるでしょうか。そして、更に根本的には、もしこのような「共通の原理」が私達の統一原理だとすれば、どうして統一原理が一つの宗教だけの神学になることができるでしょうか。原理は神学の枠組みを越え、どんな宗教人でも彼らの根本価値観として所有できる、絶対的かつ普遍的な天の真理にならなければなりません。

私たちの運動が、この時代の祝福を現実化し、One Family Under God建設という夢を実現するためには、お父様が、人類を分離させるすべての障壁、特に宗教的な障壁を「徹廃」するべきだといつも教えておられるように、先ず私たちが、模範的先例を見せなければなりません。神様と真の父母様の本然の目的を実現していると考えながら、統一教会という組織に執着するとしたら、それは理解できないことです。
このような時に合わせて、私たちは祝福家庭の文化を整備すると同時に、統一運動全般を再び整備しなければなりません。私達は統一教会という組織を守り育てようとするよりも、宗教の障壁、特に私たち自身の壁を徹廃し、One Family Under Godの平和ビジョンを中心にした、全世界の宗教を一つにする真の超宗教運動へと跳躍しなければなりません。私たちがそのように行動すれば、自然と世の中は、真の父母様に対し、宗教を超越し神様と人類の夢をなして行かれる方として認識するようになるでしょう。それだけでなく、原理が一つの教団の神学ではなく神様から啓示されたものであり、全ての宗教の根本的教えと通じる普遍的真理として受け入れられるようになるでしょう。

ご父母様の超宗教運動は、宗教的に多元的国家である韓国で、最後の花を咲かせなければなりません。このようなグローバル超宗教運動の力は、韓半島の多くの宗教を一つにする基礎になるばかりでなく、韓国が北韓と統一に向かって進んでいく時、いかなる無神論的な影響からも保護することができる力になるでしょう。
私たちが自らメガ、チャーチ(大型教会)の基盤を立てて、韓国のキリスト教と競争するという考えを持つとすれば、それは子供のような近視眼的な意識です。韓国のキリスト教人も、結局は私たちが消化しなければなりません。私がアメリカでメガ、チャーチの指導者に会っている理由は、私自身がメガ、チャーチを作るということにあるのではなく、イエス様と全ての宗教の創始者の使命にアラインした、より大きなビジョンに彼らを率いて行こうとするところにあります。この夢は人間が作った組織や制度ではなく、神様にその根をおいているために、いかなる教会よりも更に大きく強力な力を持っています。

万一、韓国キリスト教が、偏狭で利己的な立場を取り続ければ、より大きな信仰共同体から孤立し、内部から崩壊していくでしょう。韓国キリスト強靭も結局、神様の摂理に寄与するようにしなければなりません。このために私たちの全ての運動は、何よりも先ず、「教会」という殻を脱ぐことで、宗教の障壁を壊さなければなりません。そして、環太平洋じ大と天一国時代の基盤を築きながら、より拡大した超宗教運動を主導し、世界平和建設とOne Family Under Godの夢を実現しなければなりません。<つづく>


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2016/08/02

真の父母様への特別書信 (4)

1)家庭連合と祝福家庭の文化の再整備

ご父母様の本とのレガシーは、ご父母様が神様の本然の夢の主人になられたことにある、と言うことが出来ます。従って、祝福中心家庭が、ご父母様のレガシーを受け継ぐ真の相続者であるとすれば、彼らの使命も同じく、神様の夢の主人になるということです。単に、一つの教会や教派の設立では実現されない変革には、ある摂理的、歴史的な要請があるということを認識することが重要です。しかし、多くの祝福家庭における信仰生活は、統一教会を中心とした荒野時代の経験によって形成されたものです。そのような経験に根ざした狭い観点のために、祝福家庭はご父母様の本当のレガシーと究極的な使命を、完全に見通すことができずにいます。その結果、One Family Under God建設の夢に根をおいた、真の家庭の伝統が発現されないままに、摂理的な目標や使命を志向しない家庭として残るようになりました。

家庭連合が停滞している直接的な原因は、まさにここにあります。家庭連合の摂理的使命に焦点を合わせることができずにいます。家庭連合は、宗教圈を超越し、家庭を中心とする人間社会の全ての分野に至る、より包括的な運動という方向に進んで行かなければなりませんでした。しかし、残念ながら、このようなお父様の本然の期待とは裏腹に、既成教会が失敗した方向と構造を、意識的に模倣する愚を犯すようになりました。繰り返し述べると、神様の夢を実現するという摂理的な運動ではない「信徒を牧会すること」に焦点を置いた一つの教団になってしまいました。
これをカイン世界から見ると、神様の夢の向かって彼らを導いて行こうとする私たちの全ての努力が、私たちだけの利益のための利己的なものと映ってしまい、彼らの信仰伝統に対する直接的な脅威として見えるようになってしまいました。彼らは、私たちの原理が自分たちだけの神学とする一つの教団と見なし、彼らの直接的な競争相手として見た為に、私たちに敵対的姿勢を取り、私たちを攻撃したのです。私はそれがお父様が意図されたものではなく、願ってもおられないことであるということを知っています。しかし、これが今まで私たちが作ってきた「間違った」レガシーとなってしまいました。

更に心配なことは、教会という「組織」が信仰生活の中心になることにより、祝福家庭が摂理的使命に焦点をおかなくなったということです。神様は、宗教などの団体が必要ない世の中、即ち、One family Under Godの世界を実現することにより、人類が自由に神様と交流できるように導いておられます。その為にお父様は、家庭連合の創設と共に、訓読家庭教会摂理を始めるように指示されました。ところが私達の指導者は、摂理的目標に方向をアラインさせず、既存の基盤を維持することにだけに力を注いできました。その結果、目標意識と使命感に満ちた文化がなくなり、生存と平穏な共存のための文化が創られるようになりました。真の父母様のレガシーを相続するべき祝福中心家庭が、どこに属しているかに関わらず、全体的な摂理の方向とアラインできない状態で、彼らの摂理的責任をどのようにして成就できるのかという問題は、非常に深刻です。

それでは、真の家庭はどうでしょうか。祝福家庭を正しい方向に導いているのか、そうでなければ摂理的方向と目的を捕らえきれず、お互いに混乱を作り出しているのではないか自問しなければなりません。私たちが一つの団体を作ろうとするのか、そうでなければ、神様の夢を実現しようとしているのかという質問に、正しい答えを出さなければならない時です。

私は1998年、家庭連合世界副会長に就任して以来、ご父母様のレガシーと摂理的使命を明確に整理し、世界の全ての祝福家庭が、拡大された真の家庭の一員であることを強調して来ました。そして、そのような祝福家庭は、神様の夢を実現するという摂理的使命に焦点を合わせる事により、神様ー真の父母ー真の家庭としてつながる縦的な軸にアラインすることができ、それによって真の心情文化の主人として生きていくことができると指導しました。

心情文化とは、神様のみ旨を実現しようという、本然の目的に焦点を置いた、神様中心の愛に根ざしているのであって、目的なく共存しようとする、人間的な愛に根をおいたものではないということを認識することが重要です。私が現場を訪問した時、メンバーの苦労を知っていましたが、私は彼らに対し、神様の夢を成就するために、更に一生懸命頑張ろうと激励しました。何故ならば、特に今のような摂理の重大な時点において、それこそが私たち祝福中心家庭が本当に解放され、ご父母様の本当のレガシーを相続することができる唯一の道だと信じているからです。
私は、彼らが責任分担を完遂することによって、歴史の流れを神様のみ旨にアラインさせることができる「頂点」に立っているということを、彼らに伝えようと努力してきました。今この瞬間、私たちは二つの分かれ道に立っています。行くべき本然の道を選ぶことにより、偉大なリーダーシップと自己犠牲を発揮し、未来に大きな賞をもらうこともできれば、一方では現実と妥協して、現在の基盤を維持しようとする利己心により、方向感覚を失ったまま辺境の永遠の放浪者になることもありえます。この世界を神様の懐に再び取り戻す道を続けて進むのか、それとも一つの新しい宗団として残るのかを選択する分かれ道に立っているのです。

早急に前進するべき重大な摂理の時を迎え、私たち祝福家庭には、今こそ神様の夢に向かって前進することができるビジョンと方向が必要です。また、神様の夢の実現という最終目標に向かって行くにおいて、人間的な性向でなく、神様中心の真なる心情文化が現れなければなりません。そのようになってこそ、私たちは前進できるのです。<つづく>

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2016/08/01

真の父母様への特別書信 (3)

2.統一運動再整備(リポジショニング)の必要性

お父様がなそうとされた神様のみ旨と使命は、本来イエス様以降、再び来られる再臨主のために準備された、キリスト教基盤の上で出発するべきでした。キリスト教は、真の愛をもとにした精神的、宗教的価値体系と、イエス様に対する信仰によって救われるという神学を元に出発しましたが、国家と世界の次元を超えて、宗教だけでなく、政治、経済、言論、学術、社会文化等、すべての分野に拡大し、近代世界の礎石になりました。これがお父様が立たれるべきであった、1945年キリスト教の世界的基盤でした。第二次世界大戦直後、アメリカは、キリスト教圈を代表した世界唯一のスーパーパーワーとなり、UN創設を主導しました。この時は、まだ無神論的共産主義は世界舞台に現れておらず、冷戦も始まっていませんでした。しかし、キリスト教がお父様を受け入れられなくなることによって、お父様は荒野路程を行かれるしかなくなり、摂理を進めるために、統一教会という別の基盤を作る以外なかったのです。

お父様が、摂理の中心人物として神様の本然の夢を果たすためには、摂理運動の霊的根と土台が先ず必要でした。従って、お父様が統一教会を立てられたのは、キリスト教基盤が受け入れないことによる不可避的な結果でした。しかし、今は後天次代を迎え、私たちは宗教の時代を越え、政治、学術、メディアなど各界各層に働きかけ、神様の国とアベルUNの基盤を立てる時代になったのです。お父様、今日、私たちは、1945年にキリスト教基盤が準備されていた時と似た歴史的分岐点に立っています。
お父様は、決して単なる「宗教指導者」として来られた方ではありませんでした。イエス様が、キリスト教の創始者ではなく、神様の夢を成就するための神様の息子として来られたように、お父様も同じ立ち場で来られたのです。もしその時、イエス様が使命を完遂されたなら、「天地の王」になられたでしょうし、神様の理想天国を実現し人類歴史を正しく導かれたでしょう。私は、お父様が天一国時代とアベルUNを宣布された本当の意味には、まさにこのような摂理的背景があったと思います。

しかし、統一運動は、これまでご父母様をきちんと代弁することができず、その結果、内外に間違ったイメージを作ってきました。未だにご父母様を、一つの宗教の創始者として認識し、ご父母様が展開されるすべての運動を、統一教会の拡大という狭いものさしで見つめるようにしました。さらに重要なことは、お父様は、被造世界に対する観察と共に、神様との直接的な交流と啓示を通して、原理を探し出されたにも拘わらず、内部ばかりカイン世界においても、その教えを、統一教会の教理と神学に留めてしまいました。
私は過去10年間、このような問題を正すように努力してきました。しかし、その指導者たちは「統一教会」という枠組みから抜け出すことができなかったり、抜け出ることを願いませんでした。彼らはお父様のレガシーが、彼らの主張と観点をはるかに越えたものであることを理解できず、正しい摂理歴史観に対しても理解が不足していました。このような状況の中で、神様は私をいつも指導され慰労してくださいました。そして、神様の祝福の結実である真の家庭と二世圈が、正しくご父母様のレガシーを相続するためには、私がこの道の開拓者にならなければならないということを悟らせてくださいました。

私の性格上、私が感じてきたこのような悩みと考えを、お父様にきちんとご報告できなかったことはよく解っています。しかし、私は神様が摂理を運行される方ですから、時間の経過と共に、いつかは必ず真実が現れるようにしてくださるということをいつも信じてきました。<つづく>


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