2016/08/22

1998年副会長就任(7)

1998年副会長就任(7)

このシリーズが長くなってきたので、このあたりで一旦終えようと思います。いずれ、もう一度整理して書こうと思います。

昨日までで、1997年あたりのことに至ったのですが、そこからさらにさかのぼると文夫人と世界女性家庭連合、そして、母の国の教会員に向けて語られた文先生のお話にさかのぼることになります。そこに、「四大心情圏と三大王権」というお話があります。

「訪韓修練会御言葉集」に入っている1993年12月21日の「四大心情圏と三大王権」のお話より、もっと長い、1992年8月27日の「四大心情圏と三大王権」のお話が「祝福」の雑誌の中にあります。

そうしたお話を読みながら、第四アダム圏時代のお話と1998年の文顕進会長が、家庭連合副会長に就任した時のことへとの、結びつきを見出すことができると思うのです。しかし、そこまで書き始めると、さらに長くなります。

さかのぼって行けば、最終的には、神様の創造理想と目的とはどのようなものであったのか、というところに行きます。私たちは、そこから出発しなければならない時が来ています。

今は、「母」が危険にさらされ、母の国がそこに関わっています。女性の時代というのを文先生がリードされた時期がありますけれども、その女性の時代における苦労が実るためには、神様の創造理想と目的と摂理全体の中で、何がなされなければならないか、という観点で、見つめなおされる必要がある、と思われます。

神様、父、長男という縦的軸を立てること、その軸を守ることを失敗するとしたら、女性の時代が成就されたことになるでしょうか?女性の責任が果たされたことになるでしょうか?

独生女論を見れば、何が今起きているのかは明らかで、それがどれほどの悲劇をもたらすのかも明らかです。

独生女論、第二王論、庶子論、教権論、それだけでなく、世のなかの批判を含めて数え上げればきりがないほどの混乱があります。この理論の間違いを指摘しようとすれば、あの理論の協力をすることになる、と複雑に混乱しています。

しかし、真理の源は神様にあり、真理には一貫性があります。

私は、何もかも知っているわけではないし、できることにも限界はありますが、できる限り、文先生がいかに神様の創造理想と目的を成就しようとされてきたのか、ということを、文先生のお話を引用しながら、明らかにする努力をしたいと思っています。

原理講論の創造原理のなかには、聖書の引用が少ないです。創造原理というのは、そのような普遍性を持った内容です。そこにある理想と目的を成就するのが目的であるとしても、もう少しステップのようなものが見つかれば、と思っています。


<パシセラのブログ>より


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2016/08/21

1998年副会長就任(6)

1998年副会長就任(6)

長子権というのは、創造原理の中にある内容であるからこそ、サタンが奪うことができたはずです。ですから、創造本然の世界には、長子がいなければならないことになります。

これは、創造原理に立脚した考え方です。しかし、文先生は、堕落したものを復帰するということと、本然の世界を出発するということを同時に、荷なっていました。ですから、様々な混乱がありえます。

この数日間、文顕進会長の、1998年、家庭連合副会長就任に関連して、第四次アダム圏ということに触れました。この就任式は、神様、父、長子という三代の軸が立てられたことに意義がありました。

その式で、「神様が一代、アダムが二代、そして三代と、全部が堕落の限界線を超えて、第四次アダム圏蕩減解放時代、地上天国時代へと超えて行くことができる境界線へ入ってきた」と、明らかに第4次アダム圏と結びつけて文先生は語られました。

この第四アダム圏という言葉に対して様々な混乱があります。混乱が生じたのは、「第四アダムとは誰なのか?」という観点から見たからだ、と思われます。「第四アダム圏と何で、何がされないといけないのか?」という観点で見れば、混乱は少なかったと思われるのです。

第四アダムという言葉を文先生が最初に使ったのは、前年の1997年です。

この第四アダム圏という言葉に対して、統一教会のリーダーには、第四アダムとは文先生のことであるという説明をするリーダーもいましたし、様々な説明がされたと思います。分派の中には、第4アダムとは庶子のことを意味していると言ったり、再臨のことを意味していると言っている例もあります。

また、サンクチュアリ教会関連では、1997年9月11日の第四次アダム圏宣言と呼ばれるものが、末子の文亨進サンクチュアリ教会会長の祝福の直後にされたことから、第四次アダムは文亨進サンクチュアリ教会会長を意味していると考える人もいるようです。

こうした混乱は、あれやこれやと過去の文先生のお話を用いて、これからも次々と作り出される可能性があります。霊的サタンは、10人の人を堕とすために、10の理論を駆使してもかまわないのです。私たちはこうしたものに対して、何が本来の神様の摂理であるのかを考えながら、私たちが自分で正しく判断することが必要になると思われます。真理であるのかどうかの試験は、一貫しているかである、と文顕進会長は語られます。私も不足ながら、理解する限りにおいて書いてみたいと思います。

1997年の年頭標語は、「真の父母様への誇りと愛は、360万双祝福の完遂」でした。「360万双をどのように勝利するかという問題が、勝敗の全てを左右する」と語られていた年でした。

4月8日には、世界キリスト教統一神霊協会という看板を下ろし、世界平和統一家庭連合として出発されました。家庭時代に移ったということになります。

天地父母天宙安息(7.8節)を宣布したのが8月9日で、その時から、サタンが讒訴できない勝利圏ができたので、文先生は直接に御自分の子女達の教育を始めることができるようになりました。その時から、文先生は愛したい人を愛することができる時を迎えました。

360万双と3600万双を合わせて祝祷したのが11月29日で、その前にあった祝福が、文先生の家庭で最後の二人の男子の祝福で、9月6日でした。そのお二人のカップルに対する祝祷の中で、文先生は以下のように祈られていました。

「(前略) 真の父母により成約時代を迎えることによって、神様の約束である聖なる礼式をこの地上に神様と共に真の父母の名と共に広げるために、3双を中心として36双、72双、124家庭、430家庭、777家庭、1800家庭、6000家庭、6500家庭を中心として、地上で堕落した全てのサタン世界の反対を顧みず、家庭を復帰するために、主流の勝利の覇権の基盤を、地上に築くための9段階の峠を越えました。10段階で帰一的な立場から天に再び侍り、真の父母の名で3万双を中心とした蘇生的平面的世界祝福時代と長成的平面的世界祝福時代と完成的平面的世界祝福時代を迎えたのでございます。

アダム家庭でなせなかったことを、世界型家庭圏において、一つの真の父母の名で、共に統一された家庭の名によって、全人類の家庭が、解放的真の愛を中心とした天の民族として入籍できる因縁を選ばせてくださったことに感謝申し上げます。

今日、この真の父母の家庭において、7人の息子のうち、6番目、7番目の息子が祝福を受けることによって、7人の息子全体が祝福を終える祝福式になるのでございます。

ここに先立って、1997年11月29日を中心とした360万双祝福、世界の頂上を越えていくこの祝福期間を中心として、開門的な祝福式として立てて下さったのでございます。統一家の祝福を世界的に発展させるために、真の父母の血族の息子を中心としたこの最後の二双を、この全体の男性達が祝福の統一的歩調を合わせることのできる一つの表題として、今日、この聖なる礼式をもたせてくださったことに感謝申し上げます。(後略)」


長い祈祷文なので一部だけにしましたが、全体を見れば、この2双の方達の祝福が「勝敗の全てを左右する」360万双の祝福に連結されていることがわかりますし、そして、それまでの祝福の歴史を見ても、一般に対する祝福が、文先生のお子さん達の祝福と結びついていたのを私たちは知っているはずです。

また、私たちは祝福を通じて、文先生が神様の版図を文先生が広めようとされてこられたのも知っています。その中でも1997年の祝福は年頭標語にあるように、とても大事な意味を持っていたと考えられます。

その11月の祝福の前にあったのが、天地父母天宙安息(7.8節)の宣布と、最後の2人の男の子の祝福でした。そして、その2双の祝福のすぐ後、9月11日に第4次アダム時代という言葉を使われて、次のように語られたことが郭会長の講話として、「祝福家庭」に出ています。

「一昨日の午後、アメリカから帰ってきました。まず、お父様の御言を拝読します。9月11日にイースト・ガーデンで語られた御言です。第一次、第二次、第三次アダム時代を通じた迫害過程を過ぎ、天宙安息圏を宣布したので、第三次までの恨みを解き、本然の理想を成し遂げる第四次アダム時代に入る。今までアダムが成し遂げなれなかった理想と安息と栄光が成し遂げられ、個人、家庭、民族、国家、世界で安着する第四次アダム時代に入る。解放された第四次アダム理想が地上に定着する時が、地上天国が築かれ始める時である。

今、あなたたちは真の御父母様から何を受け継ぐのか?『御旨の道』を受け継ぎ、『祝福と理想家庭』を受け継いでいきなさい。『家庭盟誓』と自分の家庭を比較し、生活しなさい。『御旨の道』の内容で、自分の家庭で成し遂げられなかったことが何なのか、点検しなさい。ぎ、『祝福と理想家庭』の内容の中で、自分の家庭で成し遂げられなかったことが何なのか、点検しながら生きていきなさい。」


これを見れば、迫害時代を過ぎて天宙安息圏を宣布したことが、第4次アダム圏が宣布された大きな要因だったことになり、神様の本然の理想が地上に出発するということを意味していたと理解されます。

その時に、文先生の最後の2人の男子が祝福を受けたのは大きな意義を持っていたのは確かなはずです。男子が種を持っているからです。第四次アダム圏は、「本然の理想を成し遂げる」時代を意味します。文先生の家庭は、神様の血統を持って出発した家庭で、本然の理想を成し遂げる先頭に立つべき家庭です。その家庭において、最後の二人の男子が祝福を受けたのは、その後11月の360万双に向けて、そして、本然の世界を展開しようとする上で、大きな意味がもったはずであり、第四次アダムという言葉は、そういう全体的摂理の観点からみるべきだ、と思われるのです。

2双の祝福のすぐ後で第四次アダムという言葉が語られたことから、第四次アダムを後継者の意味に解釈するのは、本来の文先生の意図に合うとは思いません。事実、文亨進サンクチュアリ教会会長が統一教会のリーダーに立てられるようになったのは、2005年あたりから、独生女論思想を持った、文夫人の力によってです。それは、皆さんが、修練会でたくさん学ぶはずです。

第4次アダム圏として神様の本然の理想に向かって出発しても、本然の理想世界には、長子がいなくてはなりません。ですから、文顕進会長を副会長に任命した時に、つまり、長子として立てた時に、「神様が一代、アダムが二代、そして三代と、全部が堕落の限界線を超えて、第四次アダム圏蕩減解放時代、地上天国時代へと超えて行くことができる境界線へ入ってきた」と、語られたと解釈されます。

このように、「第四アダム圏とは何か」という観点から見た時に、その意義を見出すことができ、「誰が立てられたのか、誰を守るべきだったのか」ということもわかるようになる、と思うのです。

(続く)

<パシセラのブログ>より


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2016/08/20

1998年副会長就任(5)

1998年副会長就任(5)

1998年当時の「ファミリー」と「祝福」を読みなおしてみました。

1998年10月号は、1965年の「天宙に立つイエス様」という昔のお話がポンと出てきて、巻頭言では坪井副会長のお話として以下の様にあります。

「今年7月19日、真の父母様の三男であられる文顕進様が、『世界平和統一家庭連合』の世界副会長に就任されました。これは今、本格的に第四次アダム圏の出発の時代を迎えているということであり、また、今後どのようなことがあっても天の直系の御子女様を通して第四次アダムの勝利圏が引き継がれ、確実に、そして着実に御旨が推進されていくということを意味します。」

また同じ10月号で「この講話は、そこで修練生の教育を担当しておられる小山田秀生先生が『第二次ジャルディン宣言』発表の直後、最近の摂理と40日修練会の意義などについて語られたものを編集部で整理したものです」として、講話が掲載されており、そこに以下の様にあります。

「そして7月19日、真の御家庭の三男であられる文顕進様の『世界平和統一家庭連合』世界副会長就任式がニューヨークのマンハッタン・センターで行われました。(中略)

また、顕進様に対しては『世界平和統一家庭連合の世界副会長を任命するが、それは生きた祭物の立場である』と語られつつも、『顕進をこのように副会長として立てることができたことをうれしく思う。これは喜ばしいことである』と、初めて親としての立場からみ言を語られて、心の底からの喜びを表現されました。

そして『神様が一代、アダムが二代、そして三代と、全部が堕落の限界線を超えて、第四次アダム圏蕩減解放時代、地上天国時代へと超えて行くことができる境界線へ入ってきた』と語られたのです。

ここで、お父様が就任式の場で語られた『第四次アダム圏時代』について説明したく思います。ご存知のように、真の御父母様は第三アダムです。第四アダムとは、真の御子女様のことです。そして私たちは皆、弟圏に入ります。

真の御子女様と一体となった皇族圏にある私たちも全部合わせて、第四次アダム圏に入ります。後継者である顕進様とともに、その勝利圏を全て、使命を果たした祝福家庭に分けてあげようというのが『第四次アダム圏時代』の出発です。(中略)

顕進様が世界平和統一家庭連合世界副会長に就任された勝利圏を、直ちに分け与えるために企画されたのが、ジャルディンでの40日特別修練会です。」

なぜ、1998年10月号に、1965年の文先生のお話をメインのお話として載せて、1998年の副会長就任式の時のお話を載せず、雑誌の後半の講話の中でお話が引用されるようになっていたのか不思議なところです。本当は、その文先生のお話をそのまま載せて、教会員がその意味を理解しようとするのが望ましかったのではないか、と思います。

こうした過去の統一教会の雑誌を見ながら思うのは、文顕進会長が、1998年に家庭連合の副会長に就任したことの意味が、何となくしか理解されなかったであろうということです。私もそうだった、ということです。

「第四次アダム」とは、文顕進会長という個人を指すのかどうか、ということが教会では議論になりました。しかし、講話にあるように「第四次アダムとは真の御子女様」全体を指すとすれば、文顕進会長の就任は、その中で長子が立てられた、という意味のはずです。

第四次アダム圏というものにおいて、長子がいない第四次アダム圏というものがあるでしょうか?一番の中心は、創造原理にある四位基台が成就することであり、長子権が設定されないままの四位基台完成というのはないはずです。

つまり、この就任式は、神様、父、長男という三代の軸が設定されたということであり、四大心情圏と三大王権を実現する創造原理的な四位基台実現に向けての歴史的な出来事だった、として理解されるべきだったと思うのです。

第四次アダム圏は、母子協助ではなく、父子協助の時代なので、立てられた神様、父、長男という三代の軸を中心として、最後の摂理的峠を越えるべきだった時のはずです。私たちはその軸を守る責任がありました。

問題の中心は、「長男」を攻撃することに力を合わせてしまい、カインによるアベル殺しというアダム家庭の失敗を繰り返したリーダーたちにあります。そして、そのパンドラのハコを開ける役目を「母」がしてしまい、「末子」を「長子」に無理やり立てて、独生女論を立てようとしました。しかし、私たちも、責任を果たすより、自分が福を受けようとする方向に 走らなかったでしょうか?1998年10月号の講話を見ても、そのような方向に教会員が走ることを助長したのではないか、と思えてきます。

(続く)

<パシセラのブログ>より


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2016/08/19

1998年副会長就任(4)

1998年副会長就任(4)

「ファミリー」とか「祝福」とか、古いものを取り出して、1990年代あたりから文先生が語った内容を読み返しています。全部を探し出すのはなかなか大変です。でも、探しても、そうした雑誌に、残されていないものがあります。

1999年9月14日、イーストガーデンでお子様たちと指導者たち約20名が参加した訓読会で、自分の名前で祈祷する時代になったことを語られたのが、「主要儀式と宣布式」という本の中に出てきます。

そこで文先生は以下のように語られています。

「神様の失った王権を取り戻し、神様の即位と権限を取り戻してさしあげなければなりません。全て失ってしまったので、民もなく、国もなく、国土もなく、主権もない世界で、主権を取り戻すために、神様が主権を取るまで、その間隔を狭めて. . . 。

アダムとエバは家庭的な時代であって、国家的な時代でも、世界的な時代でもありません。家庭的な時代を超えて、世界的な時代において、全て天国が完成したという条件基盤を満たせる立場に立ち、勝利の覇権基盤を築いたことを中心として、皆さんに譲ってあげたのです。

今や救援摂理時代は過ぎ去るのです。救援摂理の歴史が過ぎ去り、『第四次アダム心情圏時代』に突入するのです。ですから、祈祷するにあたっては、真の父母の勝利圏ではありません。全てを引き継ぎました。ですから、真の父母に代わって、深刻な立場で世界を中心として身もだえしてきたのと同様に、代行的な機関を引き継いだのが私の家庭なので、祝福の中心家庭、某の名前で祈祷しなければならないのです。(中略)第四次アダム圏、心情圏時代に入り、堕落していないアダムとエバが、祝福されて天宙の中心となった家庭圏内に入ったので、『祝福の中心家庭』なのです。」


数日前から書いているこのシリーズで、書こうとしている一つの内容が、いかに旧約、新約、成約と連結しながら世界と天宙にまで連結する摂理と、文先生の家庭での四位基台がなされることが結びつき、その四位基台の成就のためには、神様、父、長男の縦的軸が立てられなければならず、その中で、文顕進会長の立場がどれほど大切で、祝福家庭が命をかけてでも守るべきものであったのか、ということです。

自分の名前で祈祷するということも、この内容に連結していることを、文先生のお話は示していると思います。

「ファミリー」とか「祝福」で探してみると、1999年10月24日のお話として、「第四次アダム圏時代の到来」というお話が出てきます。1998年から2000年あたりは、多くの教会員にとっては、入籍修練会とか、総生畜献納とか、清平修練会というのが掲げられたことが記憶にあるのではないでしょうか?

もちろん、文先生は、皆に恩恵をもたらそうとしていたのですから、私たちに対する恩恵という観点もあるわけですけれども、もっと大切だったのは、神様、父、長男という軸を守ることではなかったのか、と思うのです。

私も見えていなかったと悔いる時があります。1998年の就任式から、文顕進会長がまるで雲の彼方に飛んでいかれたような感じがして、「自分ができることをしよう」という思いから、修練会とか条件というものに、目が行っていたこともあります。

こうしたことを書くのは、今このブログを読んでいる皆さんの多くは、日本にいても、どこにいても、文顕進会長とともに歩んで、摂理の行方を左右する立場にある人たちだからです。

1999年10月24日の「第四次アダム圏時代の到来」の中で、文先生は以下のように語られています。

「第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムを復帰して、この世界的祝福圏を40年目に復帰し、これを全て成し遂げて霊界祝福、地上祝福、赤ん坊時代から青年時代、全てを終えました。

誰が宣布するのでしょうか?神様はできません。真の御父母様だけが、それをするのです。真の御父母様が神様を解放しなければなりません。不幸者を持った父母を解怨するためには、何倍以上の孝子になって、その父母を慰労してこそ解放されるということと同じです。これを知らなければなりません。

第四次アダムとして、この全ての結論を下し、そしてどのようになるのかというと、神様が下にいらっしゃったのが上に上がってこられ、永遠を中心として上がってこられるのです。

中心線を中心として、永遠に継続するのです。そうして、再び8段階を上がっていくので、個人完成、家庭完成、氏族、民族、国家、世界完成、天宙完成、8段階完成時代を迎えて、全世界が、地上世界、天上世界、堕落がなかった全ての時代を精算しなければなりません。全て祝福してあげるのです。わかりますか?

昨日は何の日であるかというと、10月10日から13日目になるのです。昨日が10月10日以降13日目です。“10”と“3”が残っています。これは、イエス様が亡くなった数と同じです。人類の真の御父母様が亡くなられたことを、三十代を中心として開放的『真の父母の日』をここで初めて宣布するのが、第四次アダム圏出発であるというのです。」


当時、統一教会内では、「第四次アダム」というのが何を意味するのか、文顕進会長のことなのか、という議論がありました。

この「第四次アダム圏時代の到来」のお話の中で文先生は、「第四次アダムとして、この全ての結論を下し」と語り、御自分を「第四次アダム」として語っておられると解釈されるお話をしています。

米国のリーダーも、「第四次アダムということについて混乱があるけれども、お父様は、自分のことであると語られた」と教会員に説明していました。

しかし、私は、父子協助、父子一体の観点から、このようなお話を文先生はされたのだ、と思います。

1997年1月1日午前零時「み旨の完成は四位基台完成」という昨日のお話を見れば、「神様も三代の立場にある孫を愛さなければ、あらゆる完成をもたらすことができないという論理が成立する」と文先生は語られています。これを文先生が無視できるはずがありません。さらに、1998年7月の文顕進会長の副会長就任式で、はっきりと第四次アダム圏に関して語られています。

(続く)

<パシセラのブログ>より

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2016/08/18

1998年副会長就任(3)

1998年7月が、文顕進会長の家庭連合副会長就任式で、文先生が第4次アダム圏のお話をした時でした。

その前年、1997年1月1日午前0時の文先生のお話を見ると、それまでの背景と意図を感じることができる内容があります。

長く複雑なお話なので、なるべく要約しますが、原文をお持ちのかたは、「ファミリー」で原文を参照してくだされば、と思います。私がこれから書くことは、第4次アダム圏のお話と文顕進会長の就任に関連付けた内容です。

まず最初のほうに出てくるお話は、「み旨の完成は四位基台の完成」という内容です。

「神様のみ旨ということを皆さんはいつも話しますが、み旨の完成が一体何であるのかと尋ねるなら、漠然としているのです。それは何かと言えば、四位基台の完成です。(中略)アダム家庭が家庭的種であるという時、アダム家庭には家庭的過去が入っており、家庭的現在、家庭的未来が入っているのです。このように見る時、もし神様と人間が一つになり、真の愛を中心とする家庭になったならば、その家庭は永遠にこのような公式に従って発展をするようになるのです。(中略)

神様の願いが何かと言えば、アダムとエバを子女として愛しますが、子女として愛することよりも、孫を愛さなければならない立場にあるのが神様の立場です。三代が連結されなければならないのです。神様はアダムとエバしか愛することができず、堕落によりアダムとエバの子女を愛せなかったのです。皆さんが知らなければならないのは、アダムとエバの子女は神様の孫であるということです。(中略)

縦的には、祖父母、父母、子女の三段階です。横的には、父母を中心とした夫婦を中心として、前後関係三点に、すべての縦的な三代が連結されなければ、父母、夫婦の立場がありません。兄弟の前後左右が、一つの点で決定される立場がなくなるのです。このように、三点を通らなければならない立場にあるので、神様も三代の立場にある孫を愛さなければ、あらゆる完成をもたらすことができないという論理が成立するのです。ですから、三点が垂直にならなければなりません。それが必ず四位基台でとどまるので、三点が一つになるのです。それが孫の立場です。」

これと似たお話を、文顕進会長の家庭連合副会長就任式でも文先生はされています。1年以上前の1997年1月に文先生は、こうしたお話をされながら、「孫」として立つべき人に対する内外の準備されるのを待っていた、と考えることができます。

「孫」を愛さなければ完成をもたらすことができない、というのは原理と神様の予定を語っている内容です。しかし、それが誰によって成就するのかはまだ確定していない時だったので、み旨を必ず成就することを決意されていた文先生は、御自分に肩に責任を負いながら、このようなお話をされていたのであろう、と推測されます。

次にアダム家庭とその拡大に関するお話です。

「アダムはエバの永遠な主体であり、エバはアダムの永遠な相対です。(中略)アダムが家庭を持って父母の立場になるならば、長子権完成、父母権完成をすると同時に、王圏(権?)出発をなすのです。アダムが完成した結婚も、愛を中心として神様と結ばれた場が、真なる父母の出発であると同時に、真なる王の出発もその家庭からなされるようになっているのです。

アダムを中心として、直系の長男の長男を中心として家庭が多くなっても、家庭、氏族、国家、全部がアダム一人の完成した愛の種の中に、完成した一族と氏族と民族と国家と世界、天地、天国全部が入っていると同時に、神様が心の中に考えた理想全てが入っているのです。

そして、神様自体が愛によって一つになることができる立場にあるので、その家庭こそ全天宙を代表する立場にあったということを、皆さんは知らなければなりません。

アダムが家庭の王を超えて、その一族、氏族の王になり、神様が氏族、民族、国家、世界、天宙の王になり、父母と王圏を中心として全体の主人になるということを、皆さんは知らなければなりません。アダムを中心として繁殖し、家庭を中心に氏族、民族、国家、世界へと拡大されても、アダムの種の中に全て入っていたのです。

家庭の父親になり、家庭の王の立場に立てば、その家庭だけで終わるのではありません。その家庭の父親と王は、国家の父親と王にならなければならないし、世界の父親となり王とならなければならないのです。

そうして、天の国の父親と王圏を占めることのできる内容を持たなければなりません。それゆえ、全ての家庭は全部、天の王宮を占領するために動いていくという結論が出てくるのです。」

お話の中の「直系の長男の長男」という表現はタイプミスではなく、文先生自身のことをおそらく示しています。神様、アダム、アダムの子という縦的軸のお話が、さらに氏族、民族、国家、世界、天宙への連結され、天の王宮に連結されているという内容が出てくることになります。

この後、文先生は、蕩減復帰の道について語り、「8段階のはしご」を上がっていく話をした後で、1996年11月1日を中心として「世界平和家庭連合定着と蕩減解消宣布式」をして、蕩減がなくなった、というお話をされ、御自分が「世界的なアダム版図圏上にいる人類の前に、人類歴史において長子権を勝利した息子です」と語り、キリスト教が新婦の宗教であるというお話をされて、文夫人に関連して以下のように語られています。

「エバ圏、新婦圏、キリスト教文化圏が滅びて行ったので、全世界の迫害を全て乗り越えて、お母様を中心として育てながら、お母様が再びキリスト教を抱いて、これを新婦の立場に立たせ、これを連結しなければならないのです。

ですから、1992年までは先生が一人です。お母様が横に立つことができませんでした。40年の峠を越えて、キリスト教文化圏が旧教と新教を統一することのできる環境的条件ができなければ、お母様が横に立つことができなかったのです。

1945年から1953年までの7年でなすべき新婦圏の理想を、迫害による患難を経て40年が過ぎ、女性解放圏を成立させたので、お母様が認められないといけないのです。1992年に入って、「世界平和女性連合」を創設して、お母様を中心とした女性解放運動を宣布して、女性時代へと移行したのです。」

このようにお話された後で、どのように文夫人が選ばれ、どのような道を歩み、巡回公演の意味や360万双の意義、国家メシアの使命へとお話を進めています。

このお話をされた翌年、文顕進会長の家庭連合副会長就任式をされ、第四次アダム圏のお話をされ、第四次アダム圏の時代が母子協助でなく、父子協助の時代だ、と語られたことになります。

文先生が第四次アダム圏について語ったのも理解が難しかったですし、顕進会長の家庭連合副会長就任式も外的、組織的出来事に見ることもできたのですが、「み旨の完成は四位基台の完成」であり、神様が孫を愛して、三代の軸が立てられないといけないというお話から見れば、全てが連結されて解釈できることになります。

(続く)

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