2016/12/12

平和のための奉仕(3)

以下のスピーチは2001年7月8日に、顕進様が世界講演ツアーで日本に来られた時に「平和のための奉仕」というテーマで話された基調講演の続きです。今は絶版となった「心情文化の主人」の本に出ています。


 CARPは1980年代と90年代に共産主義と思想闘争をした歴史があります。私たちは前線に出て行って、共産主義と戦いました。私たちの活動が活発になればなるほど、敵の数は多くなりました。しかし、この「平和のための奉仕」のメッセージをもってすれば、CARPは共産主義者と保守主義者の橋渡しをし、信仰や出身民族が異なる人々すべてをつなぐ架け橋になることができるとは思いませんか。このメッセージはCARPのメンバーだけに与えられたものではなくすべての祝福家庭に対して与えられたものなのです。

 神様によって祝福された家庭が、「平和のための奉仕」の旗印の下で。3代にわたってために生きれば、その家庭が迫害されたりヽ反対されたり、あるいは追放されたりすると思いますか。そのような家庭は社会や国家、世界に受け入れられていきます。それが真の平和世界を創建するための単純な公式なのです。それに挑戦する用意はできていますか。皆さんはために生きることによって真のピースメーカー(平和を創り出す人)になりますか。

 まず皆さんにしてほしいことは、自分の家庭の中に平和をもたらすことです。このメッセージは抽象的なものではありません。今日にも皆さんの家庭に取り入れることができます。皆さんの家庭を神様の御旨に連結してください。家庭の中に取り入れたら、今度は様々なプロジェクトを始めて、地域の社会を巻き込んでいってください。そのようにしていけば、次はそのメッセージを国全体に広めることができます。そうすれば、実体的な地上天国の基礎が本当に築かれていくのです。私たちは日本全体を席巻する新しい十字軍運動、新しい革命を始めていくのです。皆さんが日本を掴めば、そのエネルギーはアジア全体に広がっていくでしょう。

そして、それがアジアの人々の共感を呼べば、今度はそれを世界全体に広めていきます。そうすれば、世界平和を実現するというビジョンを本当に成就することができるのです。このメッセージはとても興味深いものです。それは未来のための希望や力、そして可能性を与えてくれるのです。

 このツアー全体を通して多く見られる現象なのですが、このメッセージが若者を対象としたものであるにもかかわらず、年配の人たちも大会にこっそり参加しています。その人たちは年齢的には若くないかもしれませんが、若さと再び夢を持つことができるという可能性をそこに見出しました。そして、燃え上がり、爆発するような力が湧いてきて、自分の霊人体がより強く、そしてより確信深くなっていくことを感じたのです。これは不思議な現象です。

 ですから私は、「もう一度若者になれる人であれば、誰でも大会に参加できる」という条件を設定しました。「若者になる」というのは、もう一度神様の本来の理想を夢見ることができる人になるということです。アーメン!

 この中にスパイがいるかどうかは分かりません。しかし、もしいるのなら、その人たちに個人的に会ってみたいと思います。なぜなら、このメッセージを聞いた後には、彼らはもはや私の敵ではなく、私の友人となり、兄弟となるだろうと確信しているからです。私はそう確信しています。ですから、この運動を阻む高い山も、大きな壁も存在しません。私たちは世界を変えることができるし、実際に変えていくのです!


神様の下の一つの世界と一つの家族

 私たちのメッセージは「平和のための奉仕」です。「平和」と「奉仕」という二つの言葉はお互いを補い合うので、夫婦のように調和します。真の奉仕と共同体意識なしに、真の平和は実現しません。真の平和をもたらす方法は、友人関係を超えた共同体意識、すなわち私たちの体の中に流れている血のように、深く、絶対的で、かつ永遠の関係を共有しているという意識を持つこと以外にないのです。

 旧約時代には、神様と人間との問の契約はモーセの律法を土台としていました。新約時代の契約は信仰の土台に基づいていました。それでは今、成約時代の契約は何に基づいているでしょうか。それは血統に基づいているのです。すなわち、血で書かれた契約です。

 あらゆる関係の中で最も強い関係は、家族の中に見出すことができます。友人関係と兄弟姉妹関係は質的に違うものです。家族の関係はとても強いので、時代を超えたものなのです。成約時代に入った今、私たちのビジョンは神様の下に一つの世界と一つの家族を創ることです。すなわち、すべての人が自分の兄弟姉妹であると強く感じるということです。真の愛によって、私たちは人種の違いや国籍の違い、そして文化の違いをすべてこえることができるのです。理想家庭をモデルにすると、誰もが自分の位置を持っています。年長者は祖父母として尊敬される位置に立っています。男性、女性はそれぞれ自分の位置と役割を持っています。国籍の違う人々も共通の位置を持ちます。

 最も重要なことは、以前にも増して行くべき道を見失っている現代の若者でも、神様の家庭の中においては、世界の未来を担う位置に立っているのだということです。世界は急速に神様の下の一家族が住む家になりつつあるのです。皆さんはそれを信じますか。それを骨の髄まで信じているという人は、立ち上がって、「アーメン」と言って下さい! <おわり>


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2016/12/03

平和のための奉仕(2)

以下のスピーチは2001年7月8日に、顕進様が世界講演ツアーで日本に来られた時に「平和のための奉仕」というテーマで話された基調講演の続きです。今は絶版となった「心情文化の主人」の本に出ています。


ために生きたいという衝動の源

「他のために生きたい」という衝動はどこから来るのでしょうか。それは神様から来ます。神様から受け継いだものなのです。現代の若者や世間の人たちが「人問の努力だけで世界平和を実現できる」という傲慢な考えを持っていることを私は知っています。しかし実際には、そんなことはできません。神様に根差していなければ真の平和は実現しないのです。

どうしてでしょうか。「完全投入」と「ために生きる」という伝統は、神様が人類歴史の始めに示して下さった伝統であるからです。神様は人に対して絶対信仰、絶対愛、絶対服従の基準を立て、創造の御業に御自身すべてを投人されました。それが神様の最初の衝動であり、その衝動を人間が相続したのです。

一つ質問してみましょう。家族を一つにする力を持っているのは誰ですか大家族の中で育った人は分かるでしょう。父母が中心なのです。子供は皆、それぞれ違う考え方を持っており、お互いの考えが衝突することもあります。しかし、その兄弟姉妹すべてを一体化させるのが父母なのです。

家族一人ひとりにアイデンティティ(自分が何であるかという自覚)を与えるのは親の期待です。私たちのアイデンティティは決して父母から切り離されたものではなく、父母、そしてさらに遡れば先祖に連結されたものなのです。私は文鮮明師の息子であり、文家の一員であるという立場でここに来ています。つまり、私の運命は生まれた時から、私の父母や先祖の家系によって定められているのです。兄弟姉妹を見れば、同じつながりを持っていることが分かります。

そして、人類の出発点にまで遡れば、全人類の最初の先祖は神様なのです、もし人類が皆、兄弟関係にあるとすれば、その真の兄弟関係が平和世界の中で完全に実現される方法は、私たちの先祖の出発点である神様を知ること以外にありません。これが縦的な軸の役割なのです。

世界平和は、人間の努力だけでは決して実現することはできません。何度、繰り返し挑戦したとしても無駄です。この問題に永続的かつ全体的に取り組む唯一の方法は、真の兄弟関係を確立することのできる土台となる縦的な源を探し、それに従って行くことなのです。アーメン!


希望と革命のメッセージ

ここ、東京のスピリットはすばらしいですね!このホールに充満しているようなスピリットがあれば、日本を動かし、世界を動かすことができます。アーメン!

今回、私が日本に来た目的は、すでに皆さんが心の中に秘めている情熱を燃え立たせることです。皆さんは、すべての若者が従ってくることのできる輝く灯台となれるよう、もっと熱く、そしてもっと明るく、その情熱を燃え立たせてください。

7度目の千年紀であり、イエス・キリストの死後、3度目の千年紀であり、かつ21世紀を迎えた今日この日から、新しいビジョンが出発します。それは地上において実体的に成就することのできるビジョンでありために生きることを通して実質的に実現することのできる夢なのです。

誰がこの理想に反対できるでしょうか。この理想は一人ひとりの心に直接働きかけます。この世での経験からいかに冷淡になってしまっているとしても、ために生きることに根差した真の愛はいかなる人も和ませることができるし、またいかなる障壁をも壊し、取り除くことができます。そしてその結果、すべての人が新しい生命と新しい希望を見出すことができるのです。私たちは神様の下に一つの世界を打ち立て、平和を実現することができるのです!

これは希望のメッセージです。皆さんは私のメッセージを携えて、この国を揺り動かしていきますか。今日、この世の若者は自分のことしか考えていません。彼らは個人と家庭を崩壊させる道を歩んでいます。カウンター・カウンターカルチャー(対抗文化に対抗する文化)を起こし、世俗的ヒューマニズム(人間中心主義)や自己中心的個人主義で生きるのではなく、「他のために生き、奉仕する」という単純なモットーに従いましょう。それを実践する人は真の孝行息子娘となり、真の愛国者となるでしょう。そしてそのような人々の中から、聖人や聖子が現れるのです。

「平和のための奉仕」の力とビジョンがあれば、真の平和世界を実現できると思いませんか。真の世界平和をもたらすためのこのビジョンが、本当に実現されると思っていますか。もし皆さんが心深くに根差した確信を持っていれば、このビジョンは瞬く間に実現されるでしょう。

私は代々話すことに才能がある家系の出身です。語るメッセージが非常に奥深く、幅広いので、一晩ではすべてを話しきれないほどです。文家の人間は長時間にわたって講演することで世界的に有名です。講演を続けてもいいですか。私の知る限り、ほとんどの若者は1時間もじっと座っていることができません。メッセージが1時間を超えて、1時間半にもなれば、頭が前後に揺れ始め、うとうとと寝てしまうのです。しかし、今日ここに集っている若者の中には、頭が前後に揺れている人はいませんね。ここには特別なことがあるに違いありません。ここでは不思議なことが起こっているのです。

私の父母や世界に向けての父母のメッセージを批判する人は、「レバレンド・ムーンは洗脳者の王だ!と言っています。だとすると、レバレンドド・ムーンの息子である私は、洗脳者の王子であるに違いありません。1万9千人の聴衆の前で、この洗脳者の王子は皆さん一人ひとりを洗脳してしまったのです。洗脳の仕方の秘訣を皆さんに教えましょう。その秘訣はために生きることです。何度でも投入し、ために生きることです!一旦、この「ために生きる」という真理が世に伝わり世界の人々がその事実を知れば、誰も私たちに反対することはできません。門戸は大きく開かれていきます。

私たちの中で、他のために生き、投入する決意と確信を持っている人が、将来世界的なリーダーになっていくでしょう。この革命は銃剣や鉄砲のような武力で起こすものではありません。それは権力や武力によってもたらされる革命ではなく、人々の信条を成熟させ、士気を高めることによって、地上に平和をもたらす真の革命なのです。アーメン! <つづく>