2016/11/03

World CARP 世界会長就任式でのみ言 2000年3月31日、アメリカ・ワシントンDC

2000年3月の顕進様のワールドカープ世界会長就任式におけるお話を紹介します。2004年に出版されて、今は絶版となった「心情文化の主人」の本に出ていた内容です。まだ真のお父様がご健在の頃のお話なので、最近の事情とは多少違う部分もありますが、顕進様の一貫した正しい神の摂理観を学ぶことができます。

World CARP 世界会長就任式でのみ言
2000年3月31日、アメリカ・ワシントンDC

まずスピーチを始める前に、今日皆さんがこの就任式に参加するために集まってくださったことに感謝します。真の御父母様の勝利的基盤の上に新しい時代を迎え、今後何か素晴らしいこと、つまり統一運動全体にわたって、現実に目に見ることができ、誇りに思えるようなことが成し遂げられることを希望します。
これはCARPという学生組織に新しく任命された者の大胆な発言であることは承知しています。確かに、私が任命を受けたのは学生組織の会長です。しかし、その(学生組織である)CARPが私たちの国の若者を感動させ、二世の課題や懸案事項に取り組み、若いメンバーを復活させ、統一運動に新しいメンバーを連れてくるということにとどまらず、それ以上のことができるのだということに、いずれ皆さんは気付き始めるでしょう。

キリスト教の失敗
統一運動をみると、真の御父母様が50年以上の公生涯を掛けて築いてこられた基盤はどのような角度から見ても途方もなく大きなものとなってきたことが分かります。しかし、真の御父母様が国家と世界のレベルに立ってその使命をはたされるために、果たして50年もの苦労の路程を歩まれる必要があったのでしょうか?お父様の息子として、私はこの路程が本来のものではないのだということを何度も聞きました。神様がお父様に与えられた使命を実現するための基盤はキリスト教だったのです。
1945年はすでに基盤ができていました。基本的に、世界は当時の世界的超大国であったアメリカの善意ある政権と影響の下にありました。1945年当時は、ソ連は超大国ではありませんでした。しかも、唯一アメリカだけが戦争の惨禍を免れていたのです。その国土は自国の若者の血で汚れることはありませんでした。また、その経済は連合諸国を支援したために繁栄していました。アメリカの世界に対する経済的・精神的影響力はかつてなく大きくなっていたのです。
真のお父様はこの基盤の上に来られて、それを相続されるはずだったのです。もしお父様が1945年に世界的なキリスト教運動の支援を受けて公生涯を出発されいたなら、7年以内に地上天国建設の基盤が作られていたはずです。
このことを振り返ってみると、私たちはどれほどのことを成し遂げてきたのでしょうか。一握りしかいないメンバーで、どれほどのことを成し遂げることができたのか考えてみてください。メンバーの人数は数千人という規模であっても、私たちは正に一握りなのです。
それでは、真の御父母様のために準備されたキリスト教の基盤が真の御父母様と一体化し、その使命に一致していたなら、どれほどのことが成し遂げられていたことでしょうか。
残念ながら、今日においても統一運動に最も反対している韓国のクリスチャンを始めとして、キリスト教は真の御父母様と一体化しませんでした。この悲しい事実の深刻さをどれほど強調してもしすぎることはありません。
キリスト教は熱狂的に韓国に迎えられました。19世紀にアメリカで始まったリバイバル(復興)運動は、その最も純粋な形が韓国で発見されました。北朝鮮の平壤におけるリバイバル運動を研究してして見れば、それが事実だと分かります。韓国に渡ったアメリカの伝道師「韓国人は中国人や日本人よりもキリスト教を受け入れる準備ができたいた」と証しています。

韓国の摂理的意義
キリスト教の影響を受けたアジアの諸国の中でも、韓国は最も準備された国でした。韓国の歴史をみれば、それが宗教的伝統の上に創設された国であったことが分かります。檀君神話にも、韓国という国が神様の御意から生まれたという信仰が証されています。彼らには「ハナニム」と呼んでいる超越的存在との極めて強い結びつきがあります。そして、それはキリスト教の伝来以前から韓国文化の中に存在していました
この霊的エネルギーの渦の中にキリスト教が到来し、そのような環境においてキリスト教が最も純粋な形で定着したのです。韓国のキリスト教は終末論的傾向が強く、特に霊的・天啓的な教派には、「再臨主は韓国に来られる」という強烈な」信仰がありました。そのような基盤が真のお父様のための備えられていたのです。
しかし、そのような信仰や基盤が神様の御手によって準備され、培われていたのにも関わらず、人間が5%の責任分担を果たせなかったためにすべてが失われてしまいました。メシアを迎えるために準部された人々が、メシアを最初に否定する人々になってしまったのです。彼らは、その時真のお父様が韓国にもたらそうとしていたビジョンを理解できず、またそのビジョンと一体化することができなかったのです。
共産主義と自由世界の思想的紛争が決着していない唯一の国があの小さな半島にあるというのは、皮肉なことだと思いませんか。それはなぜでしょうか。そこで革命の渦が起こり始めたからです。お父様が生命に代えても果たさなければならない霊的使命はそこで始まり、そして今もそこに残っているのです。
それでは、どうして私はそのことを強調して話すのでしょうか。キリスト教がお父様と一体化できなかったが故に、お父様は荒野路程を歩まなければならなくなったからです。
私たちは今や、二世や三世をも抱える統一教会のメンバーとなり、組織化されてています。そして、自らを存在すべくして存在している組織だとみなしています。しかし実際は、そのような組織は存在するはずではなかったのです。統一教会が存在しているのは、準備されていた基盤が真の御父母様を受け入れられなかったからです。
なぜそのことに触れるのかと言うと、神様の摂理には明確な目的と路程があるからです。そこに連結するのが私たちの5%の責任分担です。それは民主的なプロセスではありません。単なる選択のプロセスではないのです。摂理路程の背景には神様の信念と意思があります。そこに連結するのは私たち人間の責任分担なのです。

新しい時代の始まり-定着時代
今日の立場に到着するために、統一教会は50年にわたって、とてつもない障害や困難を乗り越えてきました。それでは、今日の立場とはどのような立場で所いうか。私たちは真の御父母様の勝利の基盤の上に立っています。復帰時代の終焉と定着時代の出発という時点に立っているのです。皆さんはおそらく今、そこに座って、「それはどういうことだろうか」と考えていることでしょう。
キリスト教が失敗したので、お父様自身が動かなければなりませんでした。もう一度世界レベルの基盤を立てられなければなりませんでした。そして、統一運動を通してそれを実現されたのです。これはすなわち、お父様が1945年に立たれていた立場に、私たちが再び辿りついたということを意味します。また、統一運動の基盤の上に、世界平和統一家庭連合と全祝福家庭が実体的な神の国の建設を始めることができるのです。
これを成し遂げるには、建設者として発送を転換しなければなりません。モーセとイスラエル民族を例にして考えてみましょう。選民であるイスラエル民族がカナンの対岸に辿り着き、そこからカナンの地を眺めた時、彼らはそれまでの思想態度を変えなければならなかったのです。
だからこそ、二世のためだけに条件が立てられたのです。すなわち、一世はエジプトからの荷物をすべて引きずっていたので、カナンの地には入れず、二世のみがカナンに入ることになったのです。統一運動はどうでしょうか。定着時代を迎え、向こう岸を見つめて実体的な神の国を建設したいと願っているなら、私たちも重荷を捨てるべきではないでしょうか。
ここに集まった一世のメンバーに言いますが、皆さんがこれまで重ねてきた経験は復帰時代から来たものであり、その復帰時代はキリスト教がお父様と一体化できなかった失敗によって生じたのです。復帰時代は過去の過ちのために蕩減を払わなければならない時代です。言い換えれば、過去の負債を清算するために、過去の過ちに対する賠償金を支払わなければならなかったのです。
復帰時代での考え方や体制、姿勢、及び認識は、今のものとは大きく違っていました。復帰時代はサタン世界を分立して、外部の世界を主管する位置にたてるような神側陣営をつくらなければならない時代でした。しかし結局、その目的の故に、私たちは主流から外れてしまうことになったのです。外部の世界に関わる時など、そのことが負担になることがありますね。多くの人たちが私たちをカルトか社会的のけ者のような、何か主流から外れたものと見なしています。
それでは、定着時代はどうでしょうか。定着時代は今までとは非常に違うことを意味します。例えば、メンバーは「あなたは中心性がない。あなたはこうではない、ああでない」とお互いに裁いてしまいがちです。このような態度は、過去にはある程度の基準を保つために必要でしたが、結局は多くの葛藤や非難を将来してしまいます。今や、私たちは定着時代を迎えたので、どのように分別するかではなく、どのようにすべての人々を招き入れられるかを考えなければなりません。
もはや、私個人の救済を求める時代ではないのです。論議の対象は家庭に変わりました。つまり、皆さんの家庭がいかに天国に入ることができるのかが問題なのです。<つづく>



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